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March 29, 2007

尾根緑道お花見ラン

東京の桜はついに満開になったそうだ。

こちらの開花は遅れていたけど、今日は気温が25度近くあるし、一気に咲いているに違いない。
そう思うとどうしても見に行きたいところがあって、仕事を午前中で切り上げて、午後から走りに行ってみた。

向かったのは東京町田の尾根緑道。

ここは昔「戦車道路」と呼ばれた道で、今は歩行者専用の遊歩道として整備されている。
いろいろな種類の桜が植えてあることで有名で、開花の時期をずらして長く楽しめるようになっているらしい。

尾根緑道を初めて走ってみたときは、本当に興奮した。
確か夏だったと思う。
うっそうと茂る木々が、涼しい木陰を作っていて、遠くには富士山も見ることができた。
適度にアップダウンがあって、道幅も広くて、しかも歩行者専用の遊歩道が何キロも続いている道。
こんな理想的なコースはなかなかあるもんじゃないと思った。

途中に水飲み場もトイレもあるし、ここから尾根幹線道路に下りれば多摩丘陵をぐるっと一回りすることもできる。
どの季節に訪れても、本当に心安らぐジョギングコースになった。

桜の季節に訪れたのは実は今日が初めてである。
桜美林大学から日大三高に続く道も見事な桜並木で、今日は5~6分先といった感じで本当にきれい。

尾根緑道は入り口付近にソメイヨシノが沢山植えられているようで、入り口が一番華やかだった。
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菜の花も満開。
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桜の根元にはこんな花も。

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まだほとんどの木々は芽吹いていなかったので、途中はちょっと寂しい感じもしたけれど、これこら新緑の季節になったらもっともっと美しいと思う。

入り口から小山内裏公園まで片道約7km。ちょっと遠回りもして15kmのランだった。

今月はこれで無事200kmを達成。なかなかよく頑張れたと思う。

私の誕生日のカウントダウンが始まってしまった。
毎年、誕生日に桜が咲いているかどうかは微妙なのだけど、今年はなんとか持ってくれそうで、うれしい。

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春の珍事

昨日東京都と神奈川県の境を流れる境川で、こんな珍事があったらしい。

川に大量の1万円札268枚回収〈東京町田〉

どうやら場所は南町田駅の近くらしいのだが、ここは私がいつも走っているホームコースなのである。
昨日は朝6時半に境川のサイクリングロードを走っていた。
この1万円札が流れていたのは午前8時半ごろだというので、その2時間後ということになる。
いつ、どこから投げられたものなのかはわからないけど、もっと気をつけて川面を見ていれば私が第1発見者になれたかも?!

それにしてもこの境川、川幅が狭いので対岸を歩く人の様子もすぐわかる。
だれか投げ入れるところを見た人はいないのかな?
水量も多くないから、警察が帰った後に川に入って探してみた人もいるんじゃないかな~(笑)。

このお金の行方は一体どうなるんでしょうね。

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March 27, 2007

草ぼうぼう

すっかりブログを放置してしまった。
庭に例えると、雑草がぼうぼう伸びて荒れ果ててる感じだ。

そうっとアクセス解析などを見てみると、放置しているにも関わらず毎日たくさんの方が来て下さっている。
訳もなくさーっと青くなる(・・・必要などないのかもしれないけど。)

書くことがなかったわけではなくて、単純に更新する時間がなかっただけなのだ。

整体施療の後は膝もばっちり良くなったし、アスリートクラブにインソールも作りに行った。
湘南国際マラソンで10kmも走ったし、前日もレース後も楽しいオフ会があった。
初めてトレイル用のランニングシューズも購入した。
土曜日に20kmのペース走をしたこと、桜がほころび始めたこと、あれもこれも書きたいことはいっぱいあるのに。

ああ~時間だけがない。

走ったら必ずjognoteに記録している。
そこにコメントがつくので、お返事を書く。
そしてリンクしている30名のお友達が走った日記にもコメントを書く。

それから、このページの左側にリンクしているランナーさんのブログにお邪魔して皆さんのランニングライフを垣間見る。

これだけで1時間はあっという間に経ってしまう。
仕事中にちょこまかと巡回することもあるが、大体はお風呂上りがPCタイム。
12時には寝たいので・・・必然的に時間切れとなってしまうのであった。

左側にリンクしている皆さんは、ほとんどが面識があってjognoteやSDで行き来している方たちである。
巡回に便利なのでリンクを貼ってしまったけれど、もしかしたらまだ許可を頂いていない方もいらっしゃいますね。
どうかお許しください。

どのブログも本当に個性に溢れていて、自分の日記を書くよりも読むほうが断然楽しい。
でも私も文章を書くのは嫌いではないし、せっかくこういう場を作ったのだから雑草だらけにしないでちゃんと手入れをしなくてはね。

湘南の10kmレースのことは今月中にアップできるように頑張ります。

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March 08, 2007

整体施療

久しぶりに、整体の予約をした。

診察券の裏の、施療を受けた日付を見てみると、なんと2年ぶりだった。
初めて受けたのが平成14年と書いてあるので、5年前になる。
ちょうど走り始めて少し経ち、10Kほど走れるようになった頃に、突然歩けなくなるほど膝を痛めた時だった。

整形外科に行っても治らず、半ば走るのを諦めかけたとき、「騙されたと思って」とオットに連れて行かれた治療院だった。
先生の手で、膝の関節のズレを治してもらうと、1週間後にはゆっくりジョギングができるほど痛みが取れてしまったのである。

それ以来、ことあるごとにこの先生を頼りにしている。
といっても、初年度こそ5月、7月、11月と3回行っているが、その次は1年後、1年半後と間隔が空いて、今回はなんと2年ぶりだ。

これを見ると、この先生のお陰ばかりとは言えないかもしれないが、確実に故障しない身体になってきているのがわかる。

このように素晴らしい治療院なのだが、ひとつ難点を挙げるとしたら、行くのに車で2時間弱かかるという点である。
昨日は初めて自分で運転して行った。
富士山がどんどん大きく見えてくると、やっと治療院に到着である。
駐車場には遠隔地ナンバーの車が沢山停まっている。
宣伝は一切していないし、HPで検索しても1件も出てこないのに、待合室はいつも満員という不思議なところ。
こっそりと、プロ野球やJリーグの選手が来ることもあるらしい。

2年ぶりだというのに、先生はしっかり覚えていて下さった。
ここでもまた、東京マラソンを走った話に花が咲く。
ベッドに仰向けに寝転がり、先生が両足の長さをチェック。
骨盤が少し歪んでいるので、左右の足の長さが違っているとのこと。

背中に板のようなものを挟み、お腹の上に錘を載せて身体のゆがみを矯正してもらう。
その後、先生の手で膝の歪みを矯正。
これはもう、ゴッドハンドというしかない。
ついでに、足の親指の付け根の骨が痛いと言ってみると、そこもグリグリと回して「これは外反母趾ではないよ」と言いながらゴキ☆
ちょっと痛い・・・が、いじってもらうと妙に安心する。

あとは、患部をアイシングして、最後にテーピングをしてもらっておしまいとなる。
全部で40~50分ぐらいだろうか。
これで9000円だった。

家に帰ってみると、長時間の運転もあって身体が疲れていた。
先生は即日走っても大丈夫と言っていたが、その前にちょっと歩いてみようと思い、夕方に3kmほどウォーキングしてみた。

膝は少し痛みが復活していて、他の関節もちょっと不安定な感じ。
足の長さは確かに揃ったはずなのに、歩くとギクシャクする。
しかし、これはいつものことで、本当に効果を感じられるのは1週間後ぐらいだ。それまでは、ぼちぼち走って、その後しっかりアイシングをしておけばOK。

さて、今回の結果やいかに。

ケア月間の予定は着々と消化中で、次はインソールを作りに行く予約を入れた。
ウワサのアスリートクラブ、月曜日に行ってきます。

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March 05, 2007

ケア月間

東京マラソンが終わってみると、待ってましたとばかりに身体のあちこちが痛み出した。

まずは右膝。しばらくは階段を下りると内側に刺すような痛みが走った。
次に足の親指の付け根。(骨が出っ張っているところ)
ここは前から時々痛む箇所だったのだが、最近は左足も右足に合わせるかのように痛むので困っている。

マラソンを走っているときは、ほとんど痛みを感じなかったのに、これらの痛みは終わって数日後からじわじわとひどくなった。
やはりフルマラソンが身体に与えたダメージは、想像以上に大きかったのである。

当日、ウォーミングアップなしで走り出し、レース中もほとんど筋肉が温まることなく走り続けたのも、ダメージが大きかった一因だろう。
仕方ないので、1週間は走るのを休んだ。
すると、痛みが大分引いたので、ちょっと走ってみた。
二日続けて7km走ったら、膝痛が再発。

うーん、これは本格的に治しておかないと今後に響くかもしれないなと思った。

思えば、今シーズンはたくさん大会に出場したし、今までにないような距離&スピードで走ってきたのだ。
知らないうちにかなりの疲労が蓄積しているのだろう。
もう若くないのだし、この先20年元気に走ろうと思ったら、今無理しても何もいいことは何もないかもしれない。

そう自分を納得させて、3月は身体を労わる月間として、自分の身体に少しお金をかけてみることにした。

具体的には、

・まずは医者に行って、レントゲンで骨の状態を確認。(先週実行、骨には特に異常はなく塗り薬をもらって約3000円の出費)
・アロママッサージでリラックス。(60分コース6500円)
・整体施術で骨盤を矯正。(1万2000円の予定)
・アスリートクラブでインソール作成。(1万2000円ぐらい?)
・もしかしたら、↑と一緒におニューシューズを購入。(これも1万2000円ぐらい)
・サプリメント摂取(コラーゲン、グルコサミン、コンドロイチン。はっきりいって高い。)

ということを予定(実行)している。

すごいな~これだけで5~6万いっちゃうもんね。
でも、春休みに1回家族で温泉に行ったと思えば、安いものである。
下手すれば、春もののコートを1着買うと、これぐらいの値段はするかもしれない。

そこをぐっとガマンして自分にカネをかけるのもたまにはアリだと思う。
なにしろもう若くないんだし。

幸い、膝の痛みはずいぶん良くなってきた。
もう気にしなければ気にならないほどになった。

それにしても、毎月のようにフルマラソンを走ってしまう人というのは、本当にすごいと思う。
私は年に2回が限度だと悟った。
いや、1回でもいいかなと思っている。

ウルトラマラソンを走る日なんて、果たして私にはやってくるのだろうか?

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March 02, 2007

東京マラソン回顧録

東京マラソンの余韻からようやく冷めつつあるけれど、もう一度あの日のことを振り返ってここに残しておこう。

とても寒い日曜日だった。
朝、目覚ましが鳴るよりも早く5時に目が覚めた。
窓の外は、雨。
天気については、前の日から100%雨だと思っていたので、しょうがないなという感じだった。
ウェアには防水スプレーもかけておいたし、途中で急に降られるよりも雨対策をしっかりできる方が気が楽だ。

新宿には7時半ごろに到着。
今回、一緒に走るハリーさん、九州から来たKちゃん、秋田から来たYさんと合流する。
雨はどんどんひどくなるので、整列はギリギリまで待つことにし、Hゾーンの目の前にあったワシントンホテルのロビーを待機所にした。
どうせスタートまで相当待たされるはずだし、無駄に雨に当たることもないと重い、9時ごろにHの最後尾に入ったのだが、結果的には身体も冷えず、大正解だった。

遠くにオーロラビジョンが見え、どうやら先頭はスタートを切ったようだ。
4人でわいわいと話しながら、隊列が動き出すのを待つ。
どこからか、紙吹雪が舞い落ちてきた。
あとで聞いたところ、ハート型の紙吹雪だったそうだ。
私のところには落ちてこなかったけど。

しばらくして、ようやく集団が動き出す。
いよいよスタートするんだと思うと、胸が高鳴る。
スタート地点は8分ほどで通過。思ったより早い。

新宿の大ガードの下をくぐり、左側の車線を走る。
本当にすごい人だ。
日曜の朝だというのに、歌舞伎町のあたりは沿道に立つ人も多かった。
そろそろ1kmを通過するだろうと思ったが、なかなか距離表示が見つからない。
2kmでやっと見つけるが、すごく小さな旗だったのでこの先、何度も見落とすことになってしまった。

曙橋のあたりで、ニコ3マークの黄色い幟を発見!
応援に来てくれた海実子さんたちに「おーい!」と手を振る。
みんな、大声で送り出してくれた。
次に会うのは38km地点の豊洲・・・また元気な笑顔を見せられるといいのだけど。

ラップは6分25~30秒で落ち着いてしまう。
本当は20秒ぐらいで走りたかったのだが、このペースが心地いいのでまぁいいか。
今日はとにかく、35kmまでは無理しないと決めていた。
歩かないこと、止まらないこと。
最後まで楽しむこと。
前半で潰れるような展開にだけはなりたくなかった。

四谷のあたりでいったん雨が弱まり、この辺でカッパを脱ぐ人が多かった。
私も一番上の100円カッパを脱いで、沿道のボランティアさんに渡す。
背中に貼っていたホカロンもバリバリと剥がして、ウエストバッグに貼り付けた。

飯田橋で電車が駅に止まっている。
電車の窓から乗客が手を振っているのが見え、ランナーも手を振り返していた。
私も手を振る。
こうやって、市民にアピールすることが大事かなと。

あっという間に10kmになり、1時間5分ほどで通過。
10kmレースの人たちが抜けて少しだけ混雑が緩和され、前後左右のスペースが広くなった。
品川に向かう途中で、また雨がひどくなる。
時々、水溜りに足を突っ込み、その度に足が冷たくて飛び上がりそう。
喉はまったく渇かなかったが、ペットボトルの水を受け取り、少しだけ飲んだ。
残った水がもったいなかったが、持って走るのも重いので残りはゴミ箱へ。。。
東京タワーが見えた。
雨に煙って、上の方は雲の中だ。
でも東京のど真ん中を走っているという実感が湧く。

品川を折り返し、日比谷に戻ってくるまでのハーフ前半は、ひたすら雨と風に耐えながら、やや下を向いて淡々と走った。
このあたりは、とにかく体力を消耗しないことだけを考えていたと思う。
沿道の声援にもあまり応える余裕がなかった。

そして、銀座に差し掛かった。
途端に、猛烈な声援が耳に入ってきた。

誰か、有名選手でも走っているんだろうか?と思う程の沿道の人・人・人。
見知らぬ人が私の目を見て、一生懸命声を張り上げて応援してくれている。
「すごいわねー」「がんばってー!」という声が耳に入ってくる。

想像以上の人から送られる熱心な声援に、「ありがとう」と応えると、思わず胸がいっぱいになり、涙がこみ上げてきた。
ホノルルでは一度も泣かなかったのに。
きっとこの雨と寒さの中、沿道の人たちもそれを堪えながら声援を送ってくれているんだということが何より嬉しかったのだと思う。

銀座の目抜き通りは本当に素晴らしかった。
応援が力になるというのは本当で、身体から熱いものがどんどん湧き上がるような感じで、疲れも寒さもまったく感じなかった。
高速道路の高架下には、私設応援団が待っているはずだった。

ふと後ろを見ると、ハリーさんがすぐ横にいた。
二人で手を振りながら、やんやの応援を受けて応援団の横を通過。
その時に、エナジーゼリーを1個受け取る。
これがそのあと、どれだけ役に立ったか知れない。

22km地点に差し掛かったところで、そろそろ給食が出てくるはず・・・と思った矢先、「ここは給水のみです。給食はすべて終わりました~!」という声が。

えっ、うそ! 給食終わっちゃったの?!

一瞬心拍数が上がったと思う。
でも、手にはエナジーゼリーを握り締めていた。
早くも空腹だったので、かじかむ手でキャップを開けてぎゅーっと喉に流し込む。
これで何とか空腹はしのげそうだけど、ここで給食がないんじゃこの先も期待できないなと思い、半分残してウエストバッグの中にしまっておいた。
右側の車線では、復路のランナーにパンらしきものを配っているのが見えた。
反対車線まで取りに行きたかったが、すごい人波でとても行けない。

今度は浅草に向かってひたすら走る。
風景がだんだん下町っぽく変わってくるのが面白い。
距離表示はあまり意識しないようにして、いつ雷門が見えてくるかを楽しみにして走った。

急に人が多くなったと思ったら、大きな赤いちょうちんが見えた。
何かと話題になっていた三角形の陸の孤島地帯と見てみると、やっぱりシャッターを閉じている店が多かった。
それでも人は溢れるほどに立っている。
せっかくのお祭りだから、来年はもっと浅草商店街が盛り上がってくれるといいな。
サンバなんかも踊ってくれたり。

でも今年はこれでいい。
これだけ人が集まっているのだから。
沿道の「がんばれー!」に何度も「ありがとう」と応えていると、いつの間にかまた雨が強くなってきた。
雨は止みそうで止まない。
手袋の上に薄いビニールの手袋を重ねていたが、もはや防水効果はなくなってしまった。
少しずつ、足の付け根が重くなってくる。
しかしラップは序盤より少し早くなって、6分15~20秒で推移している。

このまま、このまま・・・と思いながら、また銀座に戻ってきた。
再度、私設応援団の前を通り過ぎ、とっさにもう1個、差し出されたエナジーゼリーを受け取ってしまった。
どこのエイドでも給食は見当たらず、沿道の人たちがチョコレートや飴を差し出してくれると、それにランナーがわっと群がるという具合で、あっという間に食べ物が消えてなくなる様子を見て沿道の人もびっくりしているようだった。

私は1個のエナジーゼリーで何とか間に合いそうだったので、受け取ったゼリーを沿道の人に「誰かにあげて~!」と渡すと、「はい!」と大きな声が返ってきた。
給食がなくなったのは残念だったけど、こういう交流をもてたことは本当に心温まった。
まるで、非常事態下での助け合いみたいだ。
来年は、もっと多くの私設エイドが出現してくれるといい。

あまり距離を意識しないつもりでいたが、なんとか35km地点まで辿り着いた。
築地を過ぎて、まだ足はいくらか元気が残っている。
これから大きな坂が待っているけど、ほぼ予定通り、いや予想以上の出来。
この時点でやっと「行ける」と確信が持てたので、ギアをチェンジして坂を上った。
坂は嫌いではない。
上れば下りがあるから。
この先は2度試走しているし、もう残りは7km。

空がやっと明るくなり、少しだけ青空が見えてきた。
右腕にはめたナイキのラップカリキュレーターを改めてチェックすると、どうやら4時間30分ギリギリでのゴールになりそうだった。
最初は諦めていたけれど、こうなったらなんとか30分を切れないか。
そう思い、下りで少しペースを上げてみる。

豊洲に差し掛かり、また沿道の人が一気に増す。
黄色い幟、黄色い幟・・・と探しながら沿道すれすれを走っていると、見えた!
海実子さんさんたちのものすごい声援。
ありがとー! みんな、雨の中待っていてくれたんだね。みんなの分まで最後まで頑張るよ~。

少しペースを上げたせいなのか、次の坂で動悸が早くなり、身体全体がなんとなく重苦しくなってきた。
もしかすると、給水が足りていないのかもしれない。
トイレに行きたくないばっかりに、というより、本当に喉が渇かなかったので、あまり給水を取らずに走ってしまったのだが、そのツケが回ってきたようだ。
次の給水まで500mとあり、そこに辿り着くまでの500mが今回のレースで一番辛いところだった。
水を受け取り、ゴクゴクと飲み干す。
なんとなく生き返ったような気がする。

さぁ、ラスト2km!
頭の中では「いやだな、もう終わってしまう」ということが浮かんでは消えた。
フルマラソンが終わってしまうのが嫌だなんて、想像もしなかった。
もっと走っていたかった。
本当に終わってしまうのがもったいない。

最後のカーブを曲がって、ゴールに飛び込む。
一生懸命走ったが、30分切りはならなかった。
40秒ぐらい届かなかった。
でも、一度も止まらず、歩かず、走りきれたことが何より嬉しかった。

元気にゴールに飛び込んだものの、止まった瞬間に足は棒のようになり、その場で屈伸するのもイタタタ・・・という感じ。
メダルをかけてもらい、ポンチョを着せてもらい、チップを外してもらった。
なんだか至れり尽くせりで、恐縮してしまう。
あんなに食べたかったバナナが山のようにあり、あららと思うけど、誰も文句は言わない。
みんな、素晴らしいレースを走れた感動に浸っていたんだと思う。

私もその後、どこをどうやって帰ったのか覚えていないほど、ぽ~っと余韻に浸り続けていた。
ゆりかもめに乗ると、まだまだ沢山のランナーが走っているのが見えた。
みんな、頑張って。

一足先に休んでいる自分がなんだか申し訳なくて、もう一度沿道に出て応援してあげたかった。
そうだ、来年、もし抽選に漏れて走れなくても必ず応援をしに来よう。
そう思うとまた来年が楽しみで、今年走れなかった人たちがみんな優先的に走れるといいのに、と心から思った。

そういうことが素直に思えるほど、本当に素晴らしい大会だった。

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