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July 21, 2007

故障して考えたこと。

故障はある日突然やってくる。

とはいうものの、原因もなく故障するわけはないのだから、やっぱりなるべくして体のあちこちが痛くなるのだろう。
調子よく走り続けているときは、「そろそろ休まなければ・・・」「ちょっと走り過ぎかも・・・」と思いながらも、痛いところがないとついつい「最近強くなったなぁ~」などと自分を過信する。
そしてある日、ついにその「痛み」がやってきて、「しまった!」と思うのだが、それも後の祭り。

ひとすじに距離を延ばすことに生きがいを感じていると、時々こういう憂き目に遭うのであった。
それで反省するかと言われると・・・多分反省はしても、学習はしない。
痛みが引いたところで、おそるおそる走り出し、治ったような治らないような・・・を繰り返し、結局は長期休養に追い込まれるのが第2段階ではないだろうか。

今私は、その第2段階の一歩手前にさしかかっている。

月曜日のペースラン以降、股関節に生じた違和感が翌日には痛みに発展した。
これぞ経験者から見たら、まったく絵にかいたような展開である。
その後、整形を受診し、毎朝足の具合をチェックしては一喜一憂。
それでも少しずつ良くなっているのを感じるので、さていつから走ろうかと虎視眈々としているところなのだ。

いい加減、距離を延ばすことに快感を得たり、休まないことに優越感を感じるランニングライフを何とかしなくてはと思っている。
しかし、この年になると人から「馬鹿げている」と言われることにある種のヨロコビを感じるのも事実なのだ。
若い頃ならともかく、いい年になってくると馬鹿な事をやろうと思ってもなかなかできるものではない。
自分で自分を「バカだなー」と笑いながらその道を突っ走っていくのは、実はものすごい幸せなことでもあると感じるのだ。

真のバカを目指すのなら、痛みが取れたところで猛然と練習を再開し、来週末の釧路で目標タイムクリアを狙って走らなければならない。
しかし、一方でちょっとおりこうさんの自分が「そんなことしたら、どうなっているかわかってるよね。」と囁くのである。

ああーつまりは、来週の釧路をどうするのか迷っているのだった。
釧路じゃなかったら・・・30kmじゃなかったら・・・DNSしても惜しくないんだけどなぁ。

さすがの私も、痛みがあるうちは走りたくないので、かれこれ5日まともに走っていない。
日常生活では全然痛くないので、もう治ったかなと思ってしまうのだが、階段を下りるときだけ左足の付け根に鈍い痛みを感じるのだ。
レントゲンの結果、骨には異常がなかったから、おそらく靭帯の炎症でしょうと医者からは言われた。

さてどうしたものか・・・・。

それにしても、ランニングバカというのは、どうしてこうも学習能力がないんだろうか。
昨日、「金スマ」でQちゃんの物語を見たときも、次元は違うが同じような馬鹿っぷりを感じた。

しかし一方で、5日も休むと休むことにだんだん罪悪感を持たなくなる。
休日の朝に目が覚めて、「もうひと眠り」と二度寝することも自由だし、普段おろそかにしてきた家の掃除を思う存分することもできる。
それなりに充実した休日を過ごすと、普段自分がどれだけランニングにエネルギーを奪い取られているかがわかる。

多分私は、走っていなかったらわりと平凡な日々を送り、家の中をきちんと整え、料理にも腕を振るって、それはそれで家族には喜ばれただろうし、自分の中でもそこそこ満足した毎日を送っていたに違いない。
だけど、ランニングにハマって、どんどん道を踏みはずし、他のランナーからもたしなめられるような生活を送ってもなお、不思議と満足できないのである。
そこに、私が走るのをやめられない不可解な魔力がある。

さて、この相反する気持ちに板ばさみにされながら、私はどちらへ流れていくのだろう・・・。

釧路まで、あと1週間。

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Comments

ばか。ああ、この心地よい自虐的響き。そう、大人になってから自覚しつつもばかをやれることは幸せだよね。私ったらなんてばか、そう思う心に誇らしい気持ちが満ち満ちている。ランニングにはまった私達が陥ったばかの罠。

だーけーどー。レースの前にはひとたび立ち止まってみてね。レースでは(もちろんご存知の通り)ばかっぷりにさらに拍車がかかってしまって、撃墜した挙句、レース後にもっと泣くこともあるかもしれません。

今週がしがし頑張って悪化させるより、安静にした方がいいはず。とりあえず、この1週間は日曜に出来る限りいいコンディションを作ることに専念してくだされ。1週間休んだところでそんなに走力は落ちないって。決めるのは今じゃないよ。とりあえず木曜か金曜までは様子を見てね。

日曜、出走できますように!

Posted by: 京丸 | July 21, 2007 at 20:53

あぁ、みなみさんって天才かも。
この小気味良い文章、的を射て、それでいて重くない。
普段走らない私は、故障中のみなみさんに、何かタシになるようなことは言えません。
どうしたいか、と、どうするか、とは別物だし、痛みと故障の重さも人によってさまざまですから。
でも、最近では、良くないと思ったらスパッと休んでしまう仲間もいて、その潔さには感心しました。
潔さも必要かもしれない、と思うのですよ。

京丸さんが書いていらっしゃる事が、そのままズバリだと思います。
取りあえずは、木曜か金曜まで様子を見て。
もしもダメそうなら、そのときは『潔く』、というのでどうでしょうか?

Posted by: 海実子 | July 21, 2007 at 21:31

私も、昔山で骨折した左足首の可動域が悪く関節痛起こしたり、爆弾かかえつつ、走るという行為を続けてます。

ランニングしなければ、その分の時間を日常生活、仕事で有意義に使えるような感じもありますね。

折角のエントリーですから、皆さんが書かれているように。ぎりぎりまでは、どうするか決定しない方が良いと思います。(私も今年の高水レース、直前で色々あって棄権しましたけどね。)

いつも楽しく走りましょう!

Posted by: くーたろう | July 22, 2007 at 00:00

私、今日ある映画を観て「アホやもん」てセリフにめっちゃ共感しました。アホやから。帰宅し、みなみさんのブログに共感♪
私も色々同じ。
私だったら→行きたい時はとりあえず、行ってみちゃうかも?
とりあえず、自分に正直でないと後で後悔しかねない性分なのでね。
まだ一週間ありますよ☆

Posted by: ふっきぃ。 | July 22, 2007 at 01:02

うんうん、そうなのよそうなのよぉって、何度も頷いてしまう文章でした。バカをするって、魅力的で楽しいですよね~。私の場合、走っていなくてもきっと家事はおろそかで、今よりもっと機嫌が悪くてオットに当り散らしているに違いないので、バカはバカなりの効果を得ているみたい。
京丸さんの仰るとおり、決めるのはぎりぎりでいいかと・・。もし出走なされば、練習不足で走れていない自分がどのようにレースを走るのかっていう実験になります(私の5月の皇居25kmがまったくそうでした)。もちろん、勇気をもってDNSもありです。
いずれにしても、みなみさんが納得できる結果になりますように!

Posted by: June | July 22, 2007 at 11:15

その後、どうですか?
靱帯の炎症なら、休んでいると絶対治るよ。
靱帯は伸ばしたら大変。
炎症はその前の危険信号だから、よく休んでね。
わかるな、その板挟みのところ。
よりによって釧路だものね。
たぶん私だったら、めちゃくちゃ休んで、
釧路には参加して、最初はゆっくり、
15km過ぎた時点で大丈夫だったら飛ばすかな~。
ずっと長く走っていたんだもの。
ここらで1週間以上走らなくたって
簡単に実力まで落ちないよ。
きっと筋肉は超回復しているはず。

Posted by: とだひ | July 23, 2007 at 08:35

私も右膝痛、左足首の軽い捻挫中です。今日から当日まで休養します。そして走ります。ダメなら途中で棄権です。
でも、みなみさんがやはり参加できないという決断は、是非参加したいけど行けないという気持ちの整理による決断だと思いますから、みなみさんの身体と相談してきめてください。

でも、是非釧路にきて欲しいなあ~。

Posted by: カナダ | July 23, 2007 at 19:52

みなさん、ご心配ありがとうございました。

>京丸さん

心配かけてごめんね。
自分をバカだと笑ったり、きっぱり休んでエライ!と自画自賛したり、はたまたもうだめだ~自暴自棄に陥ったりと、忙しい1週間でした。
とりあえず、1週間はガマンしたぞー。
でも、京丸さんに比べたらこんな短い休養で大騒ぎしてホント申し訳ないなと思いました。
まだ結論は出ないけど、京丸さんの言うとおり、ぎりぎりまで待ってみて決めようと思ってます。ありがと~。

>海実子さん

そ、そんなに持ち上げるとすぐ調子に乗っちゃいますよ。
ここに書くことで自分の気持ちも整理できるので、ブログという場があってよかったなーと思いました。
それもこれも、海実子さんと京丸さんが背中を押してくれたお陰です。

私はきっぱりと潔い人に憧れるので、すぱっと休める人が羨ましくて、かっこよくて。
それに比べれば私なんてカッコ悪~と思うのでした。


Posted by: みなみ | July 24, 2007 at 19:11

>くーたろうさん

くーたろうさんは、山で骨折したことがあるんですか。
それは大変な怪我でしたね。
骨折となると、回復にもかなり時間がかかったのでは・・とお察しします。
それに比べると私の怪我など軽いものですが、レースの出走は慎重に決断したいと思います。ありがとうございます。


>ふっきぃ。さん

お久しぶりです。
ここを思い出してくれてありがとうございます!
自分を「バカだな~」と思えるシアワセ、これも大人の醍醐味ですね(笑)。
そろそろ釧路行きを決断するタイムリミットが近づいてきましたが、私もとりあえず行っちゃうか~という気にはなっています。
明後日に決めるつもりです。

Posted by: みなみ | July 24, 2007 at 20:42

>Juneさん

この間、お返事書いたつもりだったんですが、ちょうどメンテに重なってしまったようで、今見たら消えてました~(涙)。
遅くなってしまってごめんなさい。
皆さんのアドバイスどおり、ぎりぎりまで待ってみたら案外足の調子も良くなり、無事行ける事になりました。
ありがとうございました。
もうすぐ出発です。行って来ますね!

>とだひさん

やっぱり靭帯か筋肉だったみたいで、休んでいたらずいぶん良くなりました。
でもまだ100%ではないので、今回は無理せず完走を目指します。
最後まで走れるといいんだけどな~。
富士山、どうだったかなー?

>カナダさん

この度はご心配おかけしました。
いろいろお世話になりますが、よろしくお願いします!

Posted by: みなみ | July 28, 2007 at 09:14

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