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August 09, 2007

釧路湿原マラソンあれこれ

釧路の完走記では触れなかったあれこれ。

スタートしてすぐに、私のかぶっていたキャップを見て、「お、高水山のだね」と声をかけてくれた男性がいた。
今年の高水山トレイルの参加賞でもらったキャップだったのだが、こんなところで声をかけてもらえるなんてびっくり。
そして嬉しかった。
このキャップ、かぶりやすくてとても気に入っている。

15kmの折り返しの手前で、大きなトレーラーが道を半分塞いでいた。
最初は折り返しの目印?と思ったのだが、どうやらUターンでもしようとして道路から脱輪して立ち往生していたみたい。
1車線の半分ぐらいはかろうじて開いていたので、トレーラーを避けるようにして通過した。
人数の多い大会だったら大変だったかも。

ゴールしてしばらくしてから、抽選会が始まった。
去年もそうだったのだが、すごく大勢のランナーが帰らずに待っている。
それだけいろいろな物が賞品に並んでいるからなんだろうけど、都心の大会だったらこんなに多くの人は残っていないだろうな~。

そんな中、30kmのラストランナーがゴールするという。
抽選会は一時中止して、競技場に入ってきた年配のランナーをみんなで拍手して迎えた。

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ゴールした瞬間に、花火まで!

制限時間はとっくに過ぎていたし、普通ならゴール付近は撤収が済んでいてもおかしくない時間だったのに、こうして最後のランナーを迎えてあげようとする主催者の心配りには本当に感動した。
こういう大会には、なかなか出会えないと思う。

抽選会は何も当たらなかったけど、いいものを見せてもらえたのですっかり満足した。

そして、レース後のBBQパーティ。
後から聞いたことには、用意された殻付き生牡蠣は60個だったそう!

Sany0103
さすが釧路の人は漁業関係者も多く、本当においしいものは地元の人の手に渡るみたいだ。

日が暮れてからは震えるほど気温が下がって、北海道の短い夏を実感した一日だった。

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August 06, 2007

第35回釧路湿原マラソン

7月29日。昨年に引き続き、今年もまた釧路湿原マラソンを走ることができた。
土曜日は雨が降ったり止んだりしていた釧路も、日曜日は朝から気持ちのよい青空が広がっていた。
朝の天気予報では、予想最高気温は20度。
真夏の東京では考えられない、気持ちのよい夏のレース日和となりそうだ。

ウェアは迷った末、上は半袖Tシャツ、下はCW-Xのロングタイツで走ることにした。
タイツは暑いかな・・・と思ったのだが、足に不安があるときはやはりこれが一番。

ホテルの食堂は、朝食をとるランナーたちでいっぱいだった。
バイキング形式なので、他の人は何を食べているのかな?と覗いてみると、皆さんトレイに食べ物を乗せるだけ乗せて、朝からすごいボリューム。
私はあまり胃袋が大きくないようで、とても真似できないのだが、こうしてみるとスタミナの元はやっぱり食事かなと思えてくる。

会場の陸上競技場へは、主催者が用意してくれたシャトルバスで移動した。
受付を済ませ、釧路楽走会のみなさんが待機している場所にお邪魔する。
とても和気あいあいとした雰囲気の中、ゆっくりと準備を済ませ、jognoteのそよ風さんと一緒にトラックを2周した。

すっかりリラックスしてスタート地点へ行くと、30kmを走るのはこれだけ?という人数しか並んでいない。
前の方に並んでいたカナダさんに呼んでもらったけれど、今日はのんびり行こうと決めていたので、後ろの方へ移動。

9時半に号砲が鳴ってスタートした。
人数が少ないので、15秒ほどであっという間にスタート地点を通過。
去年も走っているので、コースは大体頭に入っている。
しばらくは、市街地の広い車道を走り、川を渡って湿原に入るという具合。

後方に並んだお陰で、周りのペースも早くなく、私ものんびりと走り始めた。
とにかく淡々と、20kmまでは足の様子を見ようと心に決めていた。
本当はサブ4ペースで行けるところまで行ってみたかったのだけど、足が完治したのかどうか今ひとつ確信が持てないので致し方ない。

3kmほど走ると、周りも大分ばらけてきた。
前方にはおしゃべりをしながら、楽しげに走っている若いカップルのランナーがいた。
見るとはなしに見ていると、走りがとてもきれいで安定している。
特に男性の方は、走力があるのに彼女に付き合ってゆっくり走っているのが一目瞭然だった。

ペースもキロ6分ぐらいでちょうどいい。
私もしばらくはこのカップルについて走ることにした。

コースは一部未舗装路を通り、釧路川を渡っていよいよ湿原のど真ん中へ。
風が強くて半袖では寒いぐらいだったが、これだけ涼しいと呼吸がとても楽で、快適快適と思っているうちに10kmを通過。
59分だったので、ほぼ去年と同じペースだ。

湿原に入ってからは日差しを遮るものがないので、少し暑く感じたが、爽やかに吹く風で汗がどんどん乾いていく。

「ここから5kmの直線」という看板があった。

ずっと遠くまで点々とランナーが走っているのが見える。両側に広がる湿原の森は、地平線まで深く広がっているのがすごい。
カップルさんたちは、ずっとおしゃべりしながら走っている。景色の話、ランニングの話。
気がつくと、私の周りには4~5人の集団ができていた。

私の後方にふたりいるのが見えた。
ひとりは女性ランナーで、ハアハアという呼吸の音が少し苦しそう。
もうひとりは音もなく走っている壮年のランナー。
みんな、カップルさんたちをペースメーカーにしているのがわかった。

レース中、こんなに固まって走る経験がなかったので、不思議な感覚に襲われた。
いつまでも一緒に走っていたいような連帯感が湧き上がってきて、幸福な気持ちに満たされる感じ。
まさにランナーズハイ状態だったのだと思う。

15km地点で折り返し、あっという間に半分が過ぎた。
足の調子は悪くない。
本当はもう少しペースを上げて走ってみたかった。
カップルさんたちに接近しすぎることもあったので、慌てて距離を置いたりしていたのだ。

カップルさんたちも全然疲れているようには見えなかったので、そのうちペースアップするのではと思っていたのだが、素晴らしく一定のペースで走っていて、20kmは1時間58分で通過。

残り10km。
ここまでびっくりするぐらい、ダメージも疲れもなく走ってきてしまった。
このままいけば、最後まで気持ちよく走って完走できるだろう。
でも、最後の10kmぐらいは苦しい思いをしなければ。
ここまで楽してしまったけれど、やっぱり秋に繋がる何かを持ち帰りたい。

そう思ったので、ここでギアを入れ替えてペースアップすることにした。
カップルさんたちに挨拶しようかと思ったのだが、最後に追いつかれるような気がしたので、心の中でお礼を言って前に出た。

風景が早く流れ出すと、次から次へと前のランナーの背中が迫ってきた。
心拍数もどんどん上がってくる。
それでも面白いようにランナーを抜けるので、気持ちがいいことこの上ない。。
エイドステーションでは待ちに待ったスイカをもらう。
最高においしい!

自分の弾む息の音を聞きながら、前のランナーの背中だけを追いかけた。
30人ぐらい抜かしただろうか?
残り3kmあたりから、さすがに苦しくなってくる。
故障していた左足をかばっていたのか、右大腿部が痛くなってきた。

やっと陸上競技場が見えた。
ラストのトラックでまた二人をかわしてゴール。
グロスタイム2時間53分10秒、手元の時計では2時間52分54秒だった。
ラストの10kmは約55分で走れたらしい。
去年のタイムより12分短縮できた!

冷たい麦茶を何杯も飲み、あのカップルさんたちがゴールするのを待った。
きっちりとペースを守ったらしく、3時間ぴったりにゴールゲートをくぐるのが見えた。
少し経って落ち着いた頃に、「途中までペースメーカーにさせてもらって・・・ありがとうございました」と声をかけてみると、すぐにわかったらしくて、「いえいえ、速かったですね~」と最高の笑顔で返してくれた。
実は内心、うっとおしいヤツと思われていたんじゃないかと心配していたので、お礼が言えてほっとした。

レース後は、カナダさんの計らいで楽走会の皆さんの焼肉パーティーに呼んでいただいた。
初対面のじろーさんのご実家でシャワーまで貸していただき、殻付きの牡蠣や時鮭、秋刀魚、ラム肉という正統派北海道BBQを堪能してしまった。

レース後の打上げってどうしてこんなに楽しいんだろう。
レースで完走できた喜びは当然だけど、ここまで頑張ってきたことのご褒美がレースだからなのかも。

それにしても夏の北海道は最高。
1泊2日で家を空けるのは容易ではないけれど、また来年も釧路に来れるようにがんばろう。

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