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January 17, 2009

舞台「風が強く吹いている」

三浦しをん原作の小説「風が強く吹いている」の舞台を見てきた。Photo

大学の学生寮「アオタケ荘」に住む10人が、無謀とも思える箱根駅伝出場を目指して走り出し、そしてついにその夢を現実にしてしまうというストーリー。

小説を読んだ時は、こんな話は実際にはありえないと分かっていながら、どんどん話に引き込まれ、いつの間にか手に汗を握って「寛政大学」を応援していた。
作者の三浦しをんは、当然のことながら箱根駅伝も(マラソンの経験すら)ないと思うのに、どうしてここまで長距離ランナーのことがわかるのか、不思議でならなかった。

さて、舞台の方はほとんどが「アオタケ荘」の中で繰り広げられる。

この小説の面白さは、なんといってもアオタケ荘の住人ひとりひとりの個性が際立っているところだ。
だれが主役になってもおかしくないほどキャラが強烈なのだけど、配役があまりにもイメージにぴたりと合っているので、すんなりと舞台の人物に引き込まれてしまう。

特にハイジと走とニコちゃんとムサは、まるで本の中から飛び出してきたのでは?と思えるほどイメージが合っていた。
やり取りを見ているだけで、本当に小説が現実になったような、楽しい気持ちになった。

肝心の走るシーンは、舞台という限られたスペースの中なので、かなり試行錯誤したと思われる。
実を言うと、走るシーンは小説のようには描ききれていない。
それでもトレッドミルをうまく加工して、臨場感を出しながら、10人が襷を繋ぐシーンを再現していた。

舞台を見て一番感動したのは、若い役者のエネルギーを間近に感じることができたことだ。
一瞬たりとも手を抜かず、集中を切らさず、呼吸を合わせて演技をしている姿は素晴らしかった。
私は舞台を見たのはこれが初めてなので、他と比較することはできないのだけど、映画やドラマのように撮り直しのできない1発勝負の中で、これだけ完成度の高いものを作ることができるなんて、本当にすごいと思ってしまう。

しかも、一日2公演をこなす日も多いのだから、実際にマラソンを走るよりも消耗するのでは?と思ってしまった。

約3時間の舞台はあっという間だった。
とても清々しい気持ちになれる、いい舞台だった。
感想を書くのが苦手で、うまく伝えられなくてすみません。

この舞台の東京公演は明日が千秋楽。
その後、大阪や仙台など地方5都市を回る。(HPはこちら

機会があればもう一度見に行きたいけれど、追加公演がない限り無理そうだ。
もう2度とアオタケ荘の住人に会えないかと思うと、少し寂しい。

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Comments

最近、生の舞台って見てないなぁ~。
こういうレポートを見るといきたくなります!

Posted by: よーちゃん | January 18, 2009 at 10:34

行ってこられたんですね。
私も、みなみさん情報から行こうと思っていましたが、相方となかなか予定が合わなくて・・・今回は見送りました。
こうして感想を読む限り・・・うぅ~ん、追加公演切望!
その前に、もう一度読んだほうがいいかな~。
何だか、ワクワクする感じですね。

Posted by: 海実子(みみこ) | January 18, 2009 at 13:33

あー本を読みたくなりました~。
最近本を読んでいないというか・・・
以前は通勤時が読書タイムだったのですが、今は睡眠タイム(笑)

読みたい本は結構あって、なかなかという状態なのです。
あーでも今年は箱根駅伝実際見に行ったし、箱根駅伝のこともやや分かってきたから読もう!と思います♪

Posted by: nmymessage | January 18, 2009 at 18:49

舞台があるんですか?
私もこの本読んだときはありえないと思いましたが、本当に楽しい本でした。見たいけど釧路には来ないよね、残念!!

先日「冬の喝采」という箱根駅伝の本を読みました。これは実話です。私のブログに書きましたが、北海道出身の箱根駅伝のランナーで早稲田時代の瀬古選手の襷を受けて走った人です。ぜひ一読をお勧めします。

Posted by: カナダ | January 19, 2009 at 20:21

>よーちゃん

映画とかドラマでは味わえない、臨場感がいいですね。
落語もやっぱり生がいいですものね!

Posted by: みなみ | January 19, 2009 at 22:57

>海実子さん

私も追加公演を切望しています。
地方を回って、評判が良ければそれもあるかもしれませんね!
原作に忠実な内容だったので、できればもう一度さらっと読んでから舞台を見た方が楽しめると思います。

Posted by: みなみ | January 19, 2009 at 22:58

>なーちゃん

私はこの本を読んで、かなりの箱根駅伝通になれました。
ちょっと漫画チックな話ではあるんですが、本のボリュームの割りにすらすらと読めてしまいますよ~。
なかなか忙しくて時間がないけれど、雨で走れないときにはオススメの本です。

Posted by: みなみ | January 19, 2009 at 22:59

>カナダさん

残念ながら北海道公演はないんですよね~。最北は仙台です。
「冬の喝采」ですか、知りませんでした。
今度本屋さんで探してみます。
いい本を紹介してくださり、ありがとうございます!

Posted by: みなみ | January 19, 2009 at 23:00

うん、これは見たい!追加公演希望!

Posted by: さまりす | January 20, 2009 at 00:22

>さまりすさん

追加公演があったら、私ももう1回見に行くつもりです!

Posted by: みなみ | January 20, 2009 at 09:08

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